かんきつの種類

西宇和かんきつのラインアップ

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温州みかん

【来歴】

原産地は鹿児島県であるといわれ、西宇和に導入されたのは明治時代です。西宇和での栽培は、大戦時の食料増産のためにサツマイモを作った一時期を除き、ずっと栽培されています。

 

【果実特性】

温州みかんの熟期は10月上旬~1月中旬と長く、熟期の早いものから極早生、早生、中生、晩生と品種があり、西宇和では早生の宮川早生、中生の南柑20号が主力品種となっています。

果実の皮は手で剥くことができ、じょうのう(一房を包む皮)が薄く、甘くコクのある味わいが人気です。

 

 

 

紅まどんな(愛媛果試第28号)

愛媛県農林水産研究所果樹研究センターで、「南香」と「天草」の交配により育成された。2005年3月23日に品種登録、2007年には全農えひめが「紅まどんな」として商標登録した。

収穫は12月〜翌年の1月頃で、既存の中晩柑類と違い、年内での出荷がメインとなる。

果実重は250 グラム程度。果皮は農橙色で薄く、やや皮が剥きにくい。そのため、カットフルーツとして食されることも多い。浮皮の発生はなく、裂果は少ない。糖度は12度とやや高く、香りがよい。果肉は柔軟多汁で、じょうのうは薄くてやわらかく、そのまま食べられ、よく「ゼリーのような食感」と言われる。
れた。中生温州の代表的な品種で、愛媛県、特に南予地方において主力品種とされている。

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不知火(デコポン)

【果実特性】

不知火の熟期は2月中旬から3月上旬です。果実の大きさは、300g程度となり、果形はネック(凸の部分)が特徴です。果皮が少し粗いですが、手で剥くことができます。糖度は14~16度に達します。

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ニューサマーオレンジ(ヒュウガナツ)

ヒュウガナツはユズが突然変異したものと考えられており、 6月頃に成熟する果実は温州みかんよりやや大きく、 表皮は黄色で厚さがあり、果肉は酸味があり甘さが控えめで独特の風味が強い。 どちらかというと、グレープフルーツやレモンの味に近い。 表皮は温州みかんと比べるとでこぼこが少なく、のっぺりとしている。

なお他の柑橘類とは違い、果実の表皮における白い部分(内果皮、アルベド)もそのまま食べられるので、 皮の黄色い表面(外果皮)だけを薄く剥いで食べるほうがよい。 この白い部分はふかふかとした食感であり、苦みや渋みはない。

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せとか

【来歴】

昭和24年に園芸試(現、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、宮川早生にトロビタオレンジを交配して育成されました。清見が育成されて以降、清見を交配親として様々な品種が育成され、不知火やせとかなど食味の良い品種が育成されるようになりました。

 

【果実特性】

清見の熟期は3月上中旬です。果形は扁球形で、果実は200~250g程度、果皮は黄橙色で比較的滑らかです。果汁が豊富で、じょうのう(一房を包む皮)が薄く、オレンジの香りがあり風味がよいのが特徴ですが、手で皮を剥くことは難しく、カットフルーツとして食べるのが一般的です。

 

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ぽんかん

【来歴】

昭和24年に園芸試(現、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、宮川早生にトロビタオレンジを交配して育成されました。清見が育成されて以降、清見を交配親として様々な品種が育成され、不知火やせとかなど食味の良い品種が育成されるようになりました。

 

【果実特性】

清見の熟期は3月上中旬です。果形は扁球形で、果実は200~250g程度、果皮は黄橙色で比較的滑らかです。果汁が豊富で、じょうのう(一房を包む皮)が薄く、オレンジの香りがあり風味がよいのが特徴ですが、手で皮を剥くことは難しく、カットフルーツとして食べるのが一般的です。

 

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いよかん

【来歴】

伊予柑は、伊予(愛媛県)で発見された品種のように思われますが、明治19年に山口県で発見された品種です。その後、愛媛県松山市周辺に産地が形成され、伊予蜜柑という呼び名で出荷されるようになりましたが、温州みかんと混同されることから、昭和5年に伊予柑という名に落ち着いたそうです。

 

【果実特性】

通常年内に収穫し、年末から3月にかけて出荷します。果実が大きく、果皮赤橙色となり剥くときの芳香が特徴です。

 


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河内晩柑

【来 歴】

約100年前に熊本市で文旦の種から偶然発生しました。果実は灘オレンジや美生柑、ジューシーオレンジなど地域によって異なる名前で販売されています。

 

【果実特性】

河内晩柑は3~4月に収穫し、低温庫で貯蔵され、5月以降に販売されます。近年では、6~7月まで木に成らせる場合もあり、夏のジューシーな果実として、現在でも人気があります。果実の大きさは250~500g程度とばらつきがありますが、黄色の果皮は平滑で美しく、わずかの苦みと甘酸っぱさで食味は良好です。

 


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清見

【来歴】

昭和24年に園芸試(現、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、宮川早生にトロビタオレンジを交配して育成されました。清見が育成されて以降、清見を交配親として様々な品種が育成され、不知火やせとかなど食味の良い品種が育成されるようになりました。

 

【果実特性】

清見の熟期は3月上中旬です。果形は扁球形で、果実は200~250g程度、果皮は黄橙色で比較的滑らかです。果汁が豊富で、じょうのう(一房を包む皮)が薄く、オレンジの香りがあり風味がよいのが特徴ですが、手で皮を剥くことは難しく、カットフルーツとして食べるのが一般的です。