かんきつは、品種ごとに果実の味や色・形が違うように、生育にも違いがあり、それぞれの品種によって栽培管理も少しずつ異なります。ここでは西宇和を代表する温州みかんの栽培について紹介します。
◎温州みかんの1年と栽培管理
時 期 |
生 育 |
作 業 |
方 法 |
作業の様子 |
1月 |
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土づくり |
おいしいみかんづくり、みかん栽培に適した土壌環境にするため、有機質資材や石灰を施用します。 みかん作りは土づくりから! |
準備中 |
2月 |
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剪定 |
作柄(表年・裏年)や他の作業効率を考えて不要な枝の除去を行います。 |
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3月 |
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4月 |
発芽 |
改植 |
樹の生産性を考えて改植を行います。 |
植穴
定植 |
施肥 |
樹・果実の生育に必要な栄養分を与えるため、肥料を施用します。 |
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5月 |
開花
落弁
(花弁が落ち小さな果実が見えてきました)
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防除 |
病気や害虫から果実を守るために、農薬を散布します。 西宇和地区の多くがスプリンクラーにより散布します。 |
スプリンクラー防除の様子
手散布による防除の様子 |
6月 |
落果
(果実が養分を奪い合い競争に負けた果実は黄色くなり落果します) |
除草 |
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7月 |
果汁生成
この頃から果汁が入ってきます。果肉は黄色です。
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粗摘果 |
果実肥大や果実品質の向上、生産量を安定させるため、果実を摘果します。 |
↓ おいしいみかんは枝の先端にできるので、枝の先端の果実を優先して幹に近い果実は摘果します。
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8月 |
果実肥大 |
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9月 |
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仕上げ摘果 |
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準備中 |
10月 |
着色始め |
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11月 |
成熟 |
収穫 |
果実の着色や品質を見極め、収穫を行います。 |
準備中 |
選別
出荷 |
収穫した果実の大きさや外観ごとに選別を行い、選果場に出荷します。 |
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12月 |
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選果場に出荷された果実は、光センサー選果機により果実の大きさ、外観の良さ、糖度、酸度等の基準ごとに選別され、みかん箱(段ボール箱)に詰め東京などの市場に出荷します。 |
準備中 |
◎かんきつの樹の一生
かんきつの樹は苗木を植えてから4~5年で実をつけ始め、年の経過とともに樹が成長し、つける実の数も多くなっていきます。15年~30年の間が働き盛りです。その後、40年を過ぎたころから生産量が減少するので、改植を行います。
苗木 |
成り始め |
成木 |
老木 |
改植 |
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1~2年生 |
4~5年生 |
15~30年生 |
40年生 |
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